第29回 福岡日豪協会 中高生ホームステイ交流のご報告
本年度、第29回のホームステイ交流プログラムでは、福岡から6名の生徒が交流団として参加し、夏休み開始直後からの2週間、オーストラリア・ビクトリア州ウォーナンブールに滞在しながら家庭生活や学校生活を体験しました。
2024年度参加者の感想文(抜粋)はこちら
交流団は7月21日(日)、航空機にて福岡空港を出発。羽田を経て成田空港よりメルボルンへと旅立ちました。
福岡空港にて結団式 成田空港出発ロビーにて。いってきます!
7月22日:メルボルン観光その①
早朝にメルボルンに到着し、空港での入国審査や税関審査などスムーズに終了したため、早めに空港を出ることができました。まだ暗い中、初めて見るメルボルンの街に感動しつつ、ムーンリットサンクチュアリ野生動物保護公園へ向かいます。途中、カラフルなベイジング・ボックス と呼ばれる小屋群が有名なブライトンビーチに立ち寄りました。お天気は良かったのですが季節は冬。日本との気温差を体感しました。
真夏から真冬へ。空港で上着を出します。 まだ暗い中出発です。
ブライトンビーチにて。なんと泳いでいる人もいました。
ムーンリットサンクチュアリ野生動物保護公園ではコアラやカンガルーなどとふれあい、オーストラリアでの初ランチ(バーガーとポテト)を食べた後市内へ戻り、タウンホールを見学しました。
ムーンリットサンクチュアリ野生動物保護公園にて ランチの様子
タウンホール見学 見学中偶然市長さんに会うことができました!
タウンホールの見学の後は、メルボルン大学のキャンパスや、ユーレカタワーからの眺めなどを楽しみました。
メルボルン大学 ブロックアーケード
ユーレカタワー
ホテルでの夕食 メルボルン在住の福岡日豪協会協力者Milaさんと
7月23日:メルボルン観光その②~ホストファミリーと対面
2日目は、無料トラムを利用しメルボルン市内を観光しました。クイーンビクトリアマーケットを見学した後、NGV(ビクトリア国立美術館)にてアボリジナルアートなどをガイドさんの解説付きで鑑賞しました。前日のタウンホールとこの日のNGVの見学は、メルボルンのビクトリア州豪日協会さまがアレンジをしてくださいました。
トラムでの移動 QVM
ビクトリア国立美術館 ビクトリア州豪日協会のDA’rcyさんも駆けつけてくれました。
午後は列車でウォーナンブールへ。線路の工事のため途中からバスでの移動でしたが、無事にウォーナンブールの駅へ到着し、ホストファミリーと対面しました。
列車での移動
ウォーナンブール駅にてホストファミリーとご対面
7月24日~学校生活スタート
ウォーナンブールのブラウワーカレッジが作成してくれたスケジュールに沿って、学校生活を体験しました。全員で受けるクラスのほかに、それぞれのホストスチューデントと同じ授業も受けてもらいました。その中には、ドラマやデジタルアートといった日本の学校にはないクラスもあり、交流団は戸惑いながらも楽しんで参加していました。また、日本と違い、生徒自身が選択した授業を、教室を移動して受けること、一人一人がタブレットやデジタルデバイスを駆使していることなど、驚くことも多かったようです。長めの中休みやランチの時間は、ホストスチューデントやクラスメイトとおしゃべりしたり、カードゲームをしたりして過ごしました。
学校初日 オリエンテーション ホストスチューデントと
ウッドワーク
アートクラス 日本語クラス
メディアクラス
体育 ホストスチューデントとの授業
リセス(中休み)やランチの様子
地元の小学校訪問
校外授業では、地元の小学校を訪問し、授業を見学。日本語のクラスがある小学校で、小学校に入る前の子供(5歳)のクラスもあります。小さい子たちが日本語を話す姿に癒されつつ、皆で紙風船や、折り紙で遊び、楽しい経験になりました。
ウォーナンブール小学校の校長先生と
ウォーナンブール市庁舎訪問
ウォーナンブール市庁舎訪問では、昨年10月から就任された新市長さんからモーニングティーの歓迎を受けました。プレゼントに「オッドボール」(ウォーナンブール沖の小さな島で、絶滅寸前まで落ち込んだペンギンを捕食者から守る役目を担った牧羊犬。映画にもなっています。)のぬいぐるみをいただき、皆感激していました。今年も訪問の様子がウォーナンブール市のFacebookで紹介されました。
市庁舎にて
英語で市長さんにご挨拶
8月1日、2日 フェアウェルパーティーと駅でのお別れ
いよいよお別れの時がやってきました。ダウンタウンのホテルのレストランの一室を貸し切って行われたフェアウェルパーティーでは、この日のために練習していた英語のスピーチと、歌(さくら独唱)を日本語と英語で披露しました。ホストファミリーや先生方からは、とても感動したという嬉しいお褒めの言葉をたくさんいただきました。
フェアウェルパーティーの様子
翌日は駅まで送ってくれたホストファミリーと最後の挨拶をかわし、バスと列車でメルボルンへ戻りました。
お世話になった皆さんとお別れ
午後はメルボルンの有名な図書館を見学した後、空港へ向かい、夕方の便でシドニーへ移動しました。
ビクトリア州立図書館 いざ、シドニーへ! シドニーの夕食
8月3日 シドニー観光
快晴に恵まれたシドニーでは、有名なオペラハウスとハーバーブリッジを写真に収めたあと、マーケットシティでお買い物。午後はNSW州ラグビー協会さまのご協力により、NSWのラグビーチーム、Waratahsの本拠地でもあるアリアンツスタジアムツアーと本場のラグビーの試合を観戦。大盛り上がりの観客に、現地のラグビー熱を感じることができました。
晴天のシドニー マーケットシティでお買い物
アリアンツスタジアムでは女子のプロラグビーチーム Sydney Roosters がトレーニングをしていました。
案内してくれたフィルさんと
Chatswoodにて本場のラグビーの試合観戦
8月4日 帰国
早朝、シドニー空港より羽田へ。羽田で国内線に乗り継ぎ、たくさんの思い出を胸に福岡に帰ってきました。
帰国便へ搭乗中 福岡へ到着。ただいま!
今回のプログラムの実現にあたり、ご協力いただいたウォーナンブールのホストファミリーの皆様とブラウワーカレッジの先生方、また、ビクトリア州豪日協会のD’Arcyさん、協力者のMilaさん、アリアンツスタジアムPhilさん、NSW州ラグビー協会Peterさんほか、ご協力いただいた皆さまに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
福岡日豪協会では来年もホームステイ交流プロクラムへの参加者を募集する予定です。(来年4月以降に募集要項等を協会ウェブサイトに掲載予定)
ご興味のある方は是非ご応募ください。